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皮膚腫瘍手術と入浴

私が医者になって、30年ほどになります。
当時、大阪大学の皮膚科で日帰りの手術をしていましたが、患者さんには必ず、1週間後に抜糸するまでは傷をぬらさないでくださいね、と、言っていました。
その当時は、傷を濡らすと化膿するというのが定説だったのです。
ところが、最近は傷をお風呂でよく洗ってくださいね、と、説明しています。
定説が変わって、洗った方が化膿しにくいということがわかったのです。
ですから、夏の手術でも、全身が洗えますから不自由が無くなりました。
よく、夏は傷が化膿しやすいから手術をしないという患者さんがおられますが、全くそんなことはありませんので、安心して手術を受けてください。


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